散骨の体験談

散骨の体験談

自然葬と呼ばれる葬送が注目されています。 要するに散骨です。

私は、取引先の社長のご尊父の散骨に立ち会ったことがあります。
故人は取引先の創業者でしたが、すでにご子息に代を譲っており、ご自身は気ままな隠居生活をしていました。
本来は私としてはご子息である社長に可愛がって頂きたかったのですが、なぜか隠居ご夫婦に可愛がっていただき、よくご夫婦と私でゴルフをご一緒させていただいていました。
故人は元シングルプレーヤーとのことでしたが、ご高齢のためティーインググランドのハンディがあると、私ともいい勝負となり、お互いに大人気なくエキサイトしたものでした。

故人が亡くなったのは突然でした。脳梗塞です。
社葬とはしませんでしたが、喪主はご子息が務められ、葬儀の席ではじめて自然葬として散骨することを知らされました。 ご親族以外で散骨(自然葬)に招かれたのは私だけでした。 四十九日の法要を行った後、マイクロバスでそのまま散骨場所に向かいました。

実は故人、ご自身が所有していた山(というよりも丘に近い?)に、生前にお地蔵様をつくっていました。
ここに散骨せよ!というのが故人のご意思だそうなのです。

お地蔵様はよくみるお地蔵様とは違い、大きな手で合掌するお姿で、どことなく故人に似ている雰囲気のお地蔵様でした。
僧侶の同伴もありませんでしたので、列席者全員で合掌拝礼したあとに一人ずつ散骨しました。 ご遺骨は白い布袋に入れられていましたが、まだ完全に砕かれておらず、慌てて喪主が石を打ちつけて砕く場面があった以外は目立ったトラブルはありませんでした・・・
砕いた骨は、完全に粉末になります。 風が吹くたびに舞ってしまうので、みなさん苦労していました。私も時折深く吸い込んでしまいました・・・

散骨が終わると、地面は白く染まっていましたが、風や雨などですぐに消えてなくなってしまうだろうと思いました。
こうして故人は自然に還ったのです。

率直な感想としては、散骨は「あり」だと思いました。
小さな箱に入って地面に埋められるよりはよっぽど良いと・・・。

■ 横浜、川崎の家族葬

 

Calendar